2024年7月31日に、厚生労働省委託事業「男性の育児休業取得促進事業(イクメンプロジェクト)」において実施した「若年層における育児休業等取得に対する意識調査」によると、
- 女性の89.1%が配偶者にも育休を取得してほしいと思っている
- 女性の約7割は配偶者に3か月以上の育休を希望している
という結果になっています。
参考:厚生労働省HP 「若年層における育児休業等取得に対する意識調査」(速報値)
逆に、男性の約6割は3か月未満の育休を希望しています。
おもしろいことに、ほぼお互いの希望が逆転している状態ですね。
この状況を打破すべく、僕が思う男性育休は3か月以上を取得すべき理由を紹介します。
男性的な表現をさせていただくので、不快に思われる方もいるかもしれませんが、男性目線で書かせていただいておりますのでご容赦お願いいたします。
育休を3か月以上取得すべき4つの理由
赤ちゃんらしさがみられるようになる
最初は泣くか寝るかしかしていなかった赤ちゃんが、3か月も経つと「あー」「うー」としゃべり始めたり、手足をバタつかせたり、指を掴んだり、と意思を持った様子がよく見えるようになります。
そんな大きな成長をともに過ごすことで、父親としての自覚が生まれるとともに、より自分の子供が愛おしく思えるようになります。
また、今後の赤ちゃんの成長過程も気にできるようになり、子育てに対して前向きに接することができるようになります。
育児の大変さを知れる
- 女性の約7割は配偶者に3か月以上の育休を希望している
これを言い換えると、「1~2か月の育休で育児の大変さなんてわからない」と思っている女性が7割ということだと思います。
実際、赤ちゃんが動き始めてからの方が育児は大変という意見が大半であり、特に動きが激しくない1~2か月に関しては、支える際の恐ろしさはあるものの、育児のハードルは低いかもしれません。
3か月も育児に向き合うと、育児の大変になった時期も経験することができるので、育児にしっかり向き合った大きな自信にもつながります。
日々の生活を楽しむ余裕が生まれる
1~2か月ごろにはあまりできなかった外出も3か月になれば30~1時間程度は可能になります。
それだけあれば、お散歩がてら外出をしてランチのテイクアウトを楽しむことができます。
また、ママも外出ができるようになっているので、家族みんなでお散歩をすることもできます。
首が座って入れば、配慮は必要ですが車で旅行をしてもいいかもしれません。
平日のど真ん中に旅行をして優雅に過ごすのも良いでしょう。
赤ちゃんだけでなく、パパママ共に楽しむことでより良い育休生活を過ごした実感が得られます。
自分の時間ができる
1か月目は家事中心、2か月目からは家事と育児の両立で気が休まらないと思います。
ですが、3か月目からはそれらもひと段落し、ママの体調も戻ってくるため、空いた時間も出てくるでしょう。
そんな時間を使って、読みたかった本や資格の勉強など自分のために時間を使うことができます。
僕もスリングで寝かしつけをして、そのまま本を読んだり、YouTubeを見たりしていました。
赤ちゃんが成長すればするほど、生活リズムが整うので、短時間であればママと交代で外出もすることができます。
周りの反響が大きい
男性の育児休業取得率が2023年度で30.1%と増えてはいますが、平均取得期間についてはまだまだ1か月にも満たない状況です。
僕は当初、4ヶ月の育休取得を保育園の先生やパパママに話をしていましたが、それだけでも「すごい」「うらやましい」とたくさん言われました。
特に妻は、ママ同士の話になると「旦那さんはなんの仕事をしているの?」などパパに関する質問をよくされるようになったそうです。
それぐらい、育休取得やその期間については関心が高が高く、良いパパであることを強くアピールできます。
3か月でも同様の反応はされるでしょう。
今後は取得期間の平均が伸びて、印象が薄れてしまうかもしれませんが、3か月という期間が良いパパであることをアピールできる状況はまだまだ続くと思います。
最後に
今回は3か月という数字に焦点を当てましたが、もちろん半年でも一年でも取れれば、もっと良い環境を長く経験することができます。
僕はお金や保育園などの事情を考慮して8か月としていますが、「育児休業給付金の拡充」や「子供のいる家庭の勤務形態見直し」など国の施策として進んでいることも増えてきているので、今後はより育休期間が伸ばしやすくなると思います。
ぜひ、使える制度は利用してより良い育休ライフを楽しんでください!
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